“町づくり、観光づくり、アートづくり” 演出家 平田オリザさんインタビュー
2021.04.09
『質が堅くないだけに、石に連想される冷たさがない。丁度、石と木との間のような性質がある。堅くないだけに親しみやすい。何も上等な石というわけではないが、私は大谷石に日本的なものを見出さないわけにはゆかぬ。』※1
このような文章を残した柳宗悦は、栃木を何度も訪れるうちに民家の石屋根に魅せられ、ついに宇都宮にあった古い邸宅の長屋門を購入し、それを東京の駒場に移築。
これが日本民藝館の前にある旧自邸である。
正面右手の角のあたりの石瓦が、新しい大谷石を使って修復されているのがわかる。
2019.03.26