「建設関係の会社が、なぜいちごだったのですか？」とよく聞かれます。
答えはシンプルで、若い人たちがやりがいを感じ、働いていて楽しい会社にしたいからです。建設の仕事は社会のインフラづくり。街や建物を眺めながら、これは俺たちが作ったと胸を張れる仕事です。しかし、残念なことに人気がない。(笑)例えば、私たち小平興業が、宇都宮ライトレールの軌道や運動公園の駐車場などの整備に関わっていることをほとんどの方は知りません。他にも青森新幹線や延伸される福井新幹線の整備など、県外の重要な仕事を請け負っていて、安定という意味では信頼いただけると思います。でも、若い人たちの中には転勤は嫌で、宇都宮の自宅から通い続けたいという声もあります。宇都宮近郊で、建設業の他にできる新しい仕事はないだろうかとずっと探し続けてきました。また半建半農ではないですが、本業が忙しくなる冬から春にかけては建設の仕事をして、春から秋にかけてはいちご栽培をするという働き方もできます。大谷夏いちごの農場をロックベリーファームと命名したのも、若い人たちに関心を持ってもらいたいからです。欲張りな言い方をすれば、若い女の人たちにもぜひ関心を持ってもらいたい。夫婦でいちごを育てながら、旦那さんは建設業もする。奥さんは、いちごのジャムやお菓子を作って売る、カフェを開くなど、そういう結婚生活もいいなあと感じていただけたら、若い男性社員のモチベーションもグンと上がります。(笑)