持続可能ないちごづくり。

持続可能ないちごづくり。

栃木県のいちご栽培は、日本トップクラス。
しかし、ある市場の人からは「夏いちごの栽培は大変だからやめておきなさい」「夏場の収穫量が安定しないので、商品として流通させるのは難しい」と言われました。
高級なブランドいちごを育てて利益を上げたいという考えであれば、参入するのをやめたと思います。
私たちCDPフロンティアは、CDPジャパンの特例子会社として、心身などに障害を持つ方のために働き口をつくりだす目的で農産品の生産に取り組んできました。
いちご摘みは、根気のいる仕事で、しかも早朝の作業。
多くの人は根を上げてしまいますが、逆に人に接することが、あまり得意ではない人たちにとっては緊張せずに安心して働ける環境です。
真夏のいちごという稀少価値の高い農作物を生産することで、障害をもっておられる方が社会に関わり、金銭的に安定して暮らせていけるようになればと考えています。
そういう意味で持続可能であることが第一。
「自分たちは農業をやっているのではなくて、食べ物を扱っている」という意識を徹底し、ビニールの手袋をつけて優しく摘みとるようにしています。
平成28年度からいちごづくりを始め、三度目の夏を終えましたが、まだまだ収穫量が安定せず、苦戦しています。
大谷夏いちごを知らない地域の方もたくさんおられると思いますが、ぜひ温かな目で見守ってください。

2019.03.26

シーデーピージャパン株式会社 https://www.cdpjp.com/

CDPフロンティア株式会社  大谷いちご倶楽部

栃木県宇都宮市大谷町819