荒廃した農地を、いちご畑に。

荒廃した農地を、いちご畑に。

畑があるのは大谷町の瓦作。
草が生い茂った耕作放棄地の草を刈り、重機で整備しました。
私たちCDPフロンティアがこの場所をあえて選んだのは、耕作放棄地を畑に戻すための補助金が活用できると勧められたからです。
いちご栽培の経験がないため、栃木県のいちご研究所で、育て方から病気の予防法まで1年間の研修を受けました。
そして平成28年の春、大谷夏いちごの生産プロジェクト第1号として、5棟のビニールハウスで栽培をスタート。
お世辞にも順調な滑り出しとは言えませんでした。
6月〜7月は、よく育った形のいい夏いちごが採れるのですが、暑くなると実が小さいうちに熟してしまい、商品にならないのです。
また、いちごの苗は、地下水が循環するパイプで冷却されているので元気でも、いちごを摘む人間の方が暑さにまいってしまった。
早朝、日が昇ってすぐの時間帯に作業するようにしました。
また私たちは畑のまわりの景観も整備するよう心がけています。
虫を防ぐ、水路を掃除して雨に備えるなどの理由もありますが、働く人や地域にとって気持ちいい場所でありたいからです。
近くに住んでいる方から、「夜、真っ暗な道を通るのが怖かったけれど、いちご畑ができてからビニールハウスの照明が点いているので安心」という嬉しい話を聞きました。
今後、夏いちごの畑が広がっていき、大谷の町がさらに元気を取り戻していけばいいなと思っています。

2019.03.26

シーデーピージャパン株式会社 https://www.cdpjp.com/

CDPフロンティア株式会社  大谷いちご倶楽部

栃木県宇都宮市大谷町819