耳うどん
2019.07.10
岩壁に彫られた大谷寺の千手観音は、古くから大谷観音と称されている。
作られた当初は、岩の面に直接彫刻した表面に赤い朱を塗り、粘土で細かな化粧を施し、更に漆を塗り、一番表には金箔が押され金色に輝いていたという。
最新の研究では、バーミヤン石仏との共通点があることから、奈良時代にアフガニスタンの僧侶が彫刻した「日本のシルクロード」と考えられているそうだ。
はるか西方のシルクロードが、大谷と出会い、今に伝わっていると思うと、悠久の歴史ロマンを感じずにはいられない。
2019.03.26