耳うどん

耳うどん

大谷町から日光へ向かう途中、城山西小学校の脇の道を入っていくと「星の宮神社」が見えてくる。その1月のお祭りの直会で食べられていた郷土料理が「耳うどん」。横4センチ、縦7センチほどの短冊に切ったうどんを、着物の衿のように折りたたんで茹であげる。ちなみに、いつから始まった風習なのか、なぜ耳という名前がつけられたのかは謎。形が耳たぶみたいだからという説もある。昭和の終わり頃には途絶えてしまった郷土の味だったが、城山地区の観光部会の人たちが復活させてくれた。もともとはお祭りから郷土料理が生まれたのだろうけれど、いまの時代、郷土料理を食べるためにお祭りをしてもいいと思う。

2019.07.10