5月3日を過ぎるまで、苗を植えるな

5月3日を過ぎるまで、苗を植えるな

大谷の土壌は、甘くて美味しい、さつまいもづくりに適している。
その大谷産のさつまいもを、大谷の採石場の空間で熟成させると、糖度がさらにあがるのだと干し芋を製造するメーカー「壮関」の人が教えてくれた。
干し芋づくりは、ほとんどが手作業で手間がかかる。
なるべく大きなサイズのさつまいもの方が効率よく干し芋を製造することができるが、そのためには、さつまいもの苗をなるべく早い時期に植えて、畑での生育期間を伸ばす必要がある。
しかし、5月3日を過ぎるまでは霜が降りるのを心配して苗を植えない。
そこで、「壮関」では、組合会長の小野口さんにご協力いただき、苗の植え方を指導する取り組みをはじめている。
こうした成果もあって、現在は20~30の農家の方が、紅はるかという黄金色の干し芋になる品種を作付けしている。
光が透き通るような黄金色で、すごく甘い干し芋を見つけたら、それは大谷の採石場の空間で熟成されたものかもしれない。

2019.03.26

株式会社壮関 https://www.sokan.jp/

栃木県矢板市こぶし台4番地1