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「宇都宮美術館開館25周年記念 二つの教会をめぐる石の物語」を開催します!

2023.02.02

  

【展覧会紹介】
聖別1932年(昭和7)の「カトリック松が峰教会聖堂」(栃木県宇都宮市松が峰。設計=マックス・ヒンデル)、及び聖別1933年(昭和8)の「日本聖公会 宇都宮聖ヨハネ教会礼拝堂」(栃木県宇都宮市桜。設計=上林敬吉)は、ともに大谷石を用いたリヴァイヴァル様式の近代建築として、所在地の宇都宮はもとより、全国的にも知られる美しい姿かたちの歴史的建造物です。

本展では、これらの二つの聖堂と礼拝堂について、(Ⅰ)教会建築への誘い、(Ⅱ)二人の建築家と二つの教会、(Ⅲ)同時代性・近代建築との接点という文脈で掘り下げます。導入の「教会建築への誘い」は、キリスト教の世界観、西洋建築の歩みを通じて知る教会建築、日本近代の聖堂・礼拝堂の始まりをわかりやすく紹介します。中心となる「二人の建築家と二つの教会」においては、美術作品にも登場するヒンデルの教会建築、学校や病院、上林敬吉と、ジェームズ・マクドナルド・ガーディナー、ジョン・ヴァン・ウィー・バーガミニら周辺の建築家たちの多様な業績に焦点を当てます。結びの「同時代性・近代建築との接点」は、大正年間・昭和戦前に実現された施設のうち、石、煉瓦、鉄筋コンクリートの使い方や、モダニズム志向、建築家の個性などの点で、注目すべき事例を取り上げます。

【展覧会情報】
■会 期    2023年2月19日[日]~ 4月16日[日]
■会 場    宇都宮美術館(宇都宮市長岡町1077)
■開館時間   午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休館日    毎週月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)、3月22日[水]
■観覧料    企画展「陽 咸二展 混ざりあうカタチ」またはコレクション展のチケットにてご覧いただけます。
[コレクション展料金]
・一般 310円(250円)
・大学生・高校生 210円(160円)
・中学生・小学生 100円(80円)
()内は20名以上の団体料金

※ 身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳の交付を受けている方とその介護者(1名)は無料。
※ 宇都宮市在学または在住の高校生以下は無料。宮っ子の誓いカードまたは学生証をご提示ください。
※ 毎月第3日曜日(2月19日、3月19日、4月16日)は「家庭の日」です。
高校生以下の方を含むご家族で来館された場合、企画展観覧料が一般・大学生は半額、高校生以下は無料。
※ 4月1日[土]「市民の日」は、宇都宮市民の方は無料。
ご来館の際は住所が確認できる身分証明書をご提示ください。

■主 催     宇都宮美術館、下野新聞社

●同時開催のお知らせ「陽 咸二展 混ざりあうカタチ」
2023年2月19日[日]~ 4月16日[日]

▼チラシのダウンロードはこちら!
企画展チラシ(表面)
企画展チラシ(裏面)