ワインの神様に愛された石蔵

ワインの神様に愛された石蔵

きっかけは、東京三田にあるフランス料理レストランに集まるワイン愛好家たちの会話だった。
フランスには石蔵で熟成させたワインがあるという話になり、それなら大谷の採石場跡の空間にワインを一度貯蔵してみようということになった。
年間を通じて温度が一定で湿気がある採石場の条件はワインの熟成に適している。
しかし、本当のところはわからない。
数年後、再びレストランに集まって、貯蔵したワインの栓を開けてみたら、なんとびっくり。
ゆるやかに熟成していた。
なんとも言えない美味しさだった。
これはすごいぞ、ということになり、多くの人と美味しさを分かち合おうということでワイン輸入会社「シュヴァリエ」が生まれた。
それが大谷の地下蔵熟成ワインのはじまり。
温度、湿度、だけでなく、大谷石に含まれるゼオライト成分が熟成と関係しているという説もあるが、ワイン好きの純粋な想いを、神様が叶えてくれたのではないだろうか。

【写真提供】株式会社シュヴァリエ

2019.03.26

レストラン シュヴァリエ http://www.chevalier.co.jp/fr/

東京都港区三田2-7-20